
基本情報
- 公式英語タイトル: NinNinDays
- 開発元 & 発売元: qureate、iMel Inc.、DLsite
- リリース日:
- PC(Steam): 2019年8月8日
- Nintendo Switch: 2020年3月12日
- 対応プラットフォーム: PC(Steam)、Nintendo Switch
- ジャンルタグ: アドベンチャー、ビジュアルノベル、ストーリーリッチ、成人向けコンテンツ
- SNSアカウント:
- Twitter: @qureate
- Steamストアページ: NinNinDays
詳細レビュー
qureateとiMel Inc.が手掛けたNinNinDaysは、ビジュアルノベルジャンルにおいて論議を呼びつつも視覚的に突出した作品である。本作は隔絶された里から来た純朴なくノ一・スミレが、現代都市生活を送る様子を描く成人向け物語。最大の魅力は赤坂あい氏による伝統的日本美と過剰なサービスカットが融合したキャラクターデザインにあり、アニメ調のビジュアルが際立っている。
美術とキャラクターデザイン
E-Moteシステムを採用したキャラクタースプライトは、『ネコぱら』ほどの完成度はないものの、滑らかなアニメーションで没入感を高める。主要イベントシーンではスミレの肉感的表現が強調され、エッチコンテンツ愛好家を強く意識した作風となっている。ただし過度の挑発的ポーズや衣装は、深い物語性を求めるプレイヤーには不向きかもしれない。
物語とテーマ
自己受容や文化衝突といったテーマを扱いつつも、露骨なサービスシーンが物語を圧倒する傾向がある。スミレの成長物語は、野心的なストーリー展開の欠如とローカライズの拙さ(文法誤りや直訳調の台詞)により深みに欠ける。『Doki Doki Literature Club!』のような深層的な物語を求める層には物足りなさが残るだろう。
技術面と対象層
Nintendo Switch版ではPC版のR18+パッチ相当の要素が削除されており、プラットフォームのコンテンツ規制が顕著に表れている。5~8時間程度のプレイ時間と選択肢の希薄さからリプレイ価値は限定的だが、低価格帯はジャンル愛好家にとって購入の後押しとなる。最終的に本作はビジュアル重視のニッチ層向け作品と言え、芸術的価値は認めつつも、技術的・物語的制約から傑作の域には達していない。
ゲームリンク: NinNinDays