
基本情報
- **公式英語タイトル**: Stop The Earth, I’m Getting Off: Crystal City
- **開発元・パブリッシャー**: Enjoy Games / Nutaku
- **発売日**: 2017年3月16日 (PC)
- **プラットフォーム**: PC (Windows, macOS, Linux)
- **ジャンル**: ビジュアルノベル, エロゲー, SF, アドベンチャー
- **ソーシャルメディア**:
- Twitter: @Nutaku
- Steam: Crystal City Steamページ
詳細レビュー
Stop The Earth, I’m Getting Off: Crystal Cityは、Enjoy Gamesによって開発され、2017年にリリースされたキネティックノベルです。SF、アダルトコンテンツ、そしてシュールなストーリーテリングが融合しています。物語は、社会的に引きこもりがちな主人公オノレが、性的接触を通じて次元間を移動するというユニークな方法を発見するところから始まります。この設定が、ユーモア、哲学的思索、そして露骨なアダルトテーマの間を行き来する物語の舞台を整えています。
本作はキネティックノベルの典型として、プレイヤーの介入は最小限で、ゲームプレイは直感的です。しかし、物語の野心はしばしばその実行力を上回っています。高度な技術を持ち、住民が奔放なユートピア社会というコンセプトは興味深いものの、物語は一貫性に欠けるという課題を抱えています。批評家たちは、ロシア語から英語への翻訳に文法的な誤りが多く、それが体験を損なっていると指摘しています。例えば、Natalie.TFは次のように述べています。「スクリプトには無数の文法、構文、タイポグラフィのエラーが散りばめられており、よくもまあこんな状態でゲームをリリースできたものだと心底驚きました。」
ビジュアル面では、詳細なスプライトと多様な背景を持つアニメ風のキャラクターアートが特徴ですが、異なるシーン間でアートスタイルの一貫性に顕著なばらつきが見られます。サウンドトラックは印象に残りにくいものの、未来的な設定を補完しています。本作のアダルトコンテンツは、主人公の次元移動能力を駆動する要素として、ゲームメカニクスに不可欠なものとなっています。このデザインの選択はプレイヤーの評価を二分し、エロゲーファンにはアピールする一方で、より伝統的なビジュアルノベル体験を求める層を遠ざけています。
評価は賛否両論です。一部のプレイヤーは、人工知能の倫理や社会規範といった型破りなテーマを探求する独創性や意欲を称賛しています。一方で、プレイヤーの主体性の欠如、翻訳の質の低さ、そして主要な伏線を未解決のまま残す唐突なエンディングを批判する声もあります。Metacriticのあるユーザーは「非常に良いゲーム。プレイしていてとても楽しかった。強くお勧めします」と要約しており、意見の分かれを浮き彫りにしています。
NutakuとSteamで入手可能なCrystal Cityは、Stop The Earth, I’m Getting Offシリーズの第一作目であり、続編としてTotem Cityがあります。ポテンシャルは示しているものの、技術的な欠点と物語の矛盾点により、創造的なストーリーテリングのためなら欠点を見過ごせる、成人向けビジュアルノベルのファン向けのニッチな選択肢となっています。
おすすめ
成人向けビジュアルノベルの愛好家や、実験的な物語に興味を引かれる方々にとって、Crystal Cityは欠点はあるもののユニークな体験を提供します。洗練された翻訳や伝統的なゲームプレイを求めるプレイヤーには物足りなく感じるかもしれませんが、その大胆な設定はエロゲージャンルの中で際立った存在感を放っています。